2012/04/06 5:21 PM

風葬の村 トゥルニャン

北部バトゥール湖畔に、風葬の習慣が残る村、トゥルニャンがあります。

バリ島にヒンズー教が伝わる以前の風習を守っている先住民が暮らす村で、
昔ながらの信仰に従がって生活をしています。 湖沿いには、断崖絶壁の
わずかな隙間に小さな村が点在し、陸路はあるものの崖崩れで道路が寸断
される事も多い為、船で行くのが唯一の交通手段となります。 

バトゥール山と湖が一望できる外輪山から、湖沿いまで急な坂道を下りて
来た所から、舟に乗ります。 舟一艘に10人乗る事ができます。 舟で
約10分で、トゥルニャンの街に到着。 そこでまずお寺を見学します。

実際に風葬されている場所までは、街からさらに舟で5分。 陸路では
行く事ができない、隔絶された場所にあります。 船着場からはきれいに
整備された遊歩道を100mほど海沿いに歩いて山側へ入ると、そこがもう
風葬されている場所になります。 9棟の小さな竹に覆われたその場所は
それぞれの三角屋根の中に、遺体が1体ずつ埋葬されています。 

「まだ新しい」と言われた場所は死後約1ヶ月との事でした。 全ての
村民が風葬される訳ではなく、自然死をした既婚者のみだそうで、交通
事故などで無くなった場合には、風葬されないそうです。 

次に誰かが亡くなって風葬する場合には、一番古い場所から骨を取り出し
上顎の頭蓋骨だけを上の写真様にすぐ隣の場所に並べて置きます。
他の骨は一緒にお供えした物と一緒に捨ててしまうそうで、風葬場所の
周りにお供え物や体の他の部分の骨が散乱していました。(右一番下)

バリでは大きな荷物を女性が頭に乗せて運びますので、頭蓋骨の頭頂部が
平らになっているのが女性のものだそうです。

昔からの習慣で、埋葬時や埋葬後に参拝できるのは男性のみで、女性は
ここへ来る事ができないそうですが、観光客は入る事ができます。 
動物などに遺体が荒らされない様、竹で覆われており、近くに聖なる木
と呼ばれる大木があって、この木のおかげで臭いが一切しないそうで、
臭いに敏感な私も、実際に行った時には変な臭いは全くしませんでした。

以前は村民が物乞いをしていたり、法外な入村料を取ったりなどがあり
観光客とのトラブルも多かった様ですが、バリ島の政府や観光局などが
介入をして整備をし、改善されたとの事で今回の訪問が実現しました。

風葬の慣習が残っている場所は世界でも数が減っていますが、かつては
日本の沖縄でもされていたそうです。 また、観光地の近くで見られる
場所も少ないので、機会があれば訪れてみるのも良いかもしれません。
(日本語のわかるガイドと一緒に行く事をお勧め致します。)
 

 
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