トゥンガナン村の青年団加入の儀式「トゥルノ・ニョマン」。
儀式初日の準備を済ませ、パデワサンという儀式が済んだら、
次はクグドンガンと呼ばれる儀式が始まります。
村内に3つある少女たちの集会場を順番にまわり儀式が行われるのですが、
移動、そして儀式の最中青年たちの姿を見る事はできません。
移動が始まると、村人も全て家の中に入り、合図があるまで外に出ることは許されません。
青年たちが移動を済ませ、少女たちの集会場について身を潜めたら、村人は初めて外に
出ることができるのです。そして、クグドンガンの儀式が始まります。少女たちは布をまとい、
儀式用のバレに座ります。
村の青年団たちは、集会場に泥を運び入れ、それにジャックフルーツと水牛の糞を混ぜ合わせ、
それを少女たちに向かって投げ始めます。
少女たちは一番奥に灯されている神様を守りながら、ただ泥を受けるのみ。
これを3つの集会場で行いますが、その間青年たちはつい立てで囲われていて姿を見ることは
できません。また、集会場の間を移動する際には、その都度村人は家に入って待ちます。
3つの集会場をまわり終わり、初日の儀式は終了しました。少年たちはみんなで一緒に
食事を取ります。この儀式が3日おきに合計3回行われ、ムタミヤンという儀式に続きます。