先日バリ・アガの村トゥンガナンで、今年の豊穣に感謝する儀式が行われました。
本来トゥンガナン村の人々は、生活そのものを信仰するインドラ神に捧げていると言っても
過言ではなく、神事を執り行う日々を送るのが村人の務めとされています。
そのため村所有の水田は、村の外れに住むトゥンガナンの外からやってきた人々が全ての
作業を行います。そうして収穫されたお米は、神様に捧げてから村の家々に分配されるのです。
刈り取られた稲穂には、炊き上げたお米も添えられます。
小さなお団子上のお米・クスクスも、村の女性達によって用意されます。
男性たちが儀式用のバレ(東屋)に集まり、儀式が始まります。
今年の収穫に感謝しながら村のお寺を回り、その後女性たちがお供え物と祈りを捧げます。
そうして男性たちによって分けられたお米は、村の分を蓄え、各自に分配されます。