自然豊かなバリ島には、たくさんの植物が生息しています。
人々は昔から自然の力をかりて、健康や美容に役立ててきました。
その代表的なものが「ジャムー」と呼ばれる民間伝承薬なのですが、
バリの人々は、普段の食事からも豊富な栄養素を摂取しています。
写真はバリでは「ケロール」と呼ばれる植物・モリンガ。
モリンガは、奇跡の木、生命の木と呼ばれ、インドをはじめ
東南アジアやアフリカの一部に分布しています。
モリンガに含まれる栄養はとても豊富で、カリウムは牛乳の20倍、
食物繊維はゴボウの5倍、鉄分はホウレン草の30倍、
ポリフェノールは赤ワインの8倍などなど、まだまだ書ききれない
くらいの栄養素を含んでいます。
バリの家庭では、このモリンガを使ってラワールを作ったり、
スープにして食したりもします。
あまり多くはありませんが、レストランでケロール料理が味わえる
ところもありますし、ナチュラル・ソープとしても人気です。