バリでは儀式の際に影絵芝居のワヤン・クリッが演じられることがあります。
お葬式で使われる聖水をワヤン・クリッの神様に作っていただくと聞いて行ってきました。
まずは、ワヤン・クリッの上演から。聖水を作るのは、火葬式の前日。ワヤン・クリッのテーマは
儀式に沿って葬式のストーリーが演じられます。
表から見ると影しか見えませんが、スクリーンの裏から見るとこんなにも鮮やか。
ワヤンの後、ついに聖水を作るプロセスが始まりました。
ワヤンの神様のためにたくさんのお供え物が用意され、影絵芝居師のダランが祈りを捧げます。
そして、サンヒャン・ウィディ神、シワ神などの人形を聖水用の壷に入れたり、顔の部分に
水をつけたり。
出来上がった聖水は、祭壇に撒かれ、翌日の火葬式で使われます。