プリアタンで子供たちがバリ舞踊のお稽古をしている様子を見に行きました。
学校が終わると毎日と言っていいくらいに集まってくるそうです。
みんな踊るのが大好きで、練習中は真剣な面持ち。
そして子供たちの練習を見守るこちらの女性は、オレッグ・タムリリンガンというミツバチの求愛の
ダンスを最初に踊ったグスティ・アユ・ラカ・ラスミ氏。数々の海外公演や、インドネシアを訪れる
国賓にバリ舞踊を披露したバリが誇る素晴らしいダンサーです。
現在もまだまだ舞台に立つかたわら、プリアタンの子供たちにプリアタン・スタイルのクラシックな
舞踊を熱心に教えていらっしゃいます。
いつまでも美しく若々しさを保つ秘訣は、楽しんで踊ることだとおっしゃいました。
子供たちのお稽古中も、真剣に指導されているけれど、とても楽しそうなお顔に本当に
バリ舞踊を愛していらっしゃるのだというのが伝わってきました。
こうして次の世代にバリの伝統芸能が継承されていくのですね。新しい芸能が生まれる一方で、
クラシックなバリ舞踊も家族、村、グループ単位で引き継がれていきます。