乗員乗客107名、全員死亡。
1974年4月22日、パンアメリカン航空812便が、香港を出発してから4時間20分後、
バリ島シンガラジャの山中に墜落し、搭乗していた乗客96人、乗員11人の全員が
死亡しました。 一番多く亡くなったのが日本人で、29人が犠牲になりました。
今回、日本のある大学のグループが、バリ島パダンガラッにある慰霊碑を訪問して
下さいました。 場所はサヌールとトパティの間にある、パダンガラッの海に近い
所になります。
慰霊碑の前には広い駐車場があります。
小さな門を入るとそこに慰霊碑が建てられています。
今回は20名の学生さんと引率の先生でこの慰霊碑を訪問して、一人一人お花を手向けて
下さいました。
お花の他にお線香やお供え物なども。
慰霊碑には亡くなった方全員のお名前が刻まれています。 これを見ても日本人が
一番多いのがお分かりいただけると思います。 墜落した便は、香港発デンパサール経由
オーストラリアのシドニー行きの定期便でした。 アメリカ人が26名、フランス人が18名、
オーストラリア人が16名、その他ドイツやカナダ、インド、インドネシア、フィリピンの
方などが犠牲になりました。
現在でも命日などにはここを訪れる方がいらっしゃるそうですが、年月が経ってしまうと
だんだんと訪れる方も減っている様です。
今回、慰霊碑を訪問して下さった皆さん。 ありがとうございました。
随分前の事ですが、実際にバリ島で起こった悲劇です。 機会があればウブドからの帰りに
立ち寄って手を合わせてみてはいかがでしょうか。