通常バリでは僧侶になるには一定の年齢に達していることが条件の一つに含まれるのですが、
一部の地域では非常に若い子供たちが僧侶となる所もあります。子供たちが僧侶となるのには、
やはり穢れていない清い存在であるという意味合いもあるようです。
その子供たちが僧侶になる儀式というのは非常に珍しく、務めを果たせなくなった僧侶がいた場合に
初めて行われます。 先日行われた儀式は実に15年ぶりとのことですが、その次の儀式はいつに
なるのか全く予定はありません。
僧侶になるための儀式には、寺院内にいっぱいになるくらいにたくさんの供物が捧げられます。
そして、儀式を行い剃髪をします。
その後体にはマントラが書き込まれていき、この儀式が済んだ後は3日間寺院から外に出ることはできません。
後日聖水の湧き出る泉で心身を清め、僧侶としての生活が始まります。 なかなか見ることのできない
珍しい儀式で、寺院内のお飾りや雰囲気からもとても大切なセレモニーだということが伝わってきました。
泉でのお清めの様子も後日またご紹介したいと思います。