先日知り合いの男性が、とある僧侶と共に、ある田舎の村の僧侶とバリアンを訪ねてやってきました。
これから小さな儀式があるというので付いていくことに。
こんなに晴天の気持ちの良い昼下がり!
皆で田んぼの中を進んでいきます。
たどり着いたのは、田んぼの先の崖の上にある小さなお寺。
これだけのお供え物を持参しました。
人気のないこの寺院で行われるのは、トランスに入りやすい僧侶が、トランス状態にならないようにするための
儀式だとか。
儀式は、この寺院の僧侶がマントラを唱えながら静かに進んでいきます。と、トランスに入りやすい僧侶が
急に笑い出したり体を揺らし始めたり。落ち着いた状態になったところで儀式は終わったようです。
バリでは意図的にトランスを起こす場合も多くあるのですが、突然に、そして頻繁にトランスに入る人は
暗示にかかりやすい、メンタルが弱いとみなされる場合もあり、特に僧侶の場合は良しとされない場合も
多くあります。
帰り道はこんなに綺麗な夕日が田んぼと村を染めていました。街では日常通りの生活が行われているのに、
人目につかないところではこんな儀式が進められていたりするのだなぁと、何ともバリらしさを感じた一日でした。