トゥンガナン村では、約1ヶ月にわたる一年で一番大きなお祭りウサバ・サンバの最中です。
ウサバ・サンバの中の儀式の一つ『ムカレカレ』は、パンダンという棘のある葉を束にしたもので
男性たちが叩き合うというもので、毎年大勢の見学者が訪れます。
村の中に入ると、お祭りシーズンの賑やかな雰囲気。
これは、ムカレカレの後に、怪我に擦り込む薬を作っているところ。
おばさんたちは、明日お供えするための餅菓子作りの真っ最中。
午後になってから、ムカレカレの儀式がスタートしました。まずは村を回ってからムカレカレへと続きます。
その間に女の子たちはダブルイカットのグリンシンを身にまといます。
ステージ上ではスロンディングの勇ましい音色とともに、ムカレカレが始まりました。トゥンガナン村が祀る、
戦いの神様であるインドラ神のための儀式だと言われています。
ムカレカレが終わると、数日でウサバ・サンバも終わりを迎えます。そしていつもののどかな雰囲気の
村となります。