先週3月25日、バリではサカ暦の新年ニュピを迎えました。
静寂の日として一日外出も禁止されるこの日は、以前は旅行者は避けることが多かったのですが、
近年はバリの文化や風習を体験したいとこの日に合わせてバリを訪れる人が増えていたのですが、
今年はいつもにも増して静かな新年となりました。
大晦日に当たる日は新年を迎える前の浄化の儀式などがあり、普段は慌ただしい雰囲気なのですが、
今年は人気も少なくすでに静寂に包まれていました。
大きな儀式はほとんどが中止されていましたが、ウブド王宮の横では儀式が行われていました。
村の人々以外は入れないように警官による警備も。
本来ならばこの日に村を練り歩くオゴオゴも、このように包まれている村もありました。
パレードは後日改めて行われるようです。
各家では、通常通り浄化の儀式が執り行われました。
こうしてバリでは異例の静かな大晦日となりましたが、健康あっての儀式です。
来年もまた新年はやってくるからと、少し寂しくはありますが、バリ島全体でウィルス感染の拡大を防ぐ努力をしています。